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まさか私がトップで書き込むことになろうとは夢にも思わず。 まだ書き込みたくなかった。 出来れば誰かを励ます形のレスでの書き込みがしたかった。 でもそれは我が家の出来事として起こってしまいました。 平成18年8月31日、ノーマルオカメインコの「ピコ」(♂)は12歳で永遠の眠りに就きました。 最初の診断がそのう炎と腸炎、後でわかったのが実は鉛中毒であったこと。 それから強制給餌によるそのうの低温やけどによる破裂と食道の壊死。 体調を崩してから1ヶ月、闘病期間としては短かったかもしれませんが、逆に言うと、鉛に侵されていてよくぞ2週間頑張っていたものだ!という事です。 言い訳ではありませんが、流動食はけしてそんな低温やけどするような熱い餌を与えていたとは思えません。でもすでに弱り果てていたそのうにはちょっとした温かさも破裂の原因となってしまったのかもしれません。 そのうと食道がほぼ無くなり、首の横からカテーテルを直接胃に突っ込み、食道を閉じてあるために唾液が口の中にたまるので、それを外に排出する穴もあけられていました。 そんな無茶苦茶な状態で1週間、ピコは自宅で本当に元気で いました。闘病中一番元気だった期間でした。本人も死期がわかっていたからこそ、私達の前では元気をふるまっていたのかもしれません。本当に最後に私が病院で見たピコの姿は後で思うと「もう疲れちゃった、ごめんね」という姿でした。 1ヶ月の間、何度も危機があったので、その都度ある程度覚悟はしていました。 だから最後の1週間は私達家族もピコもどこかでわかっていながら過ごした時間だったように思います。 そのせいか、不思議と強烈な悲しみに襲われることが無かったです。どこかおだやかな、悲しみの深さは底知れないけれども でもとても静かな気持ちでピコを見送れた。そんな気分です。 カゴ無しの万年放鳥だったピコ。 本当は一番危険で一般的にはよくない飼い方でしたが、でもカゴの中という枠に束縛されない、自由奔放な生き方ができたオカメでもありました。 だからピコの12年間は本人にとっても私たちにとってもとてもとても濃い12年間だったと思います。 いや、そうです。 ピコがいなくなった今、強烈に思うのは 「オカメインコのいない我が家など考えられない」 という事です。 ピコはピコ。代わりになれる子なんて二度と出てこない。 でもオカメインコのあの人懐っこいしぐさ、喜怒哀楽のわかり やすい目の表情、忘れることは出来ません。 だからそう遠くないうちに次の子をお迎えするかもしれません。 今度もノーマルにします。 やっぱり私はノーマルが好きだから。
ピコたん、いつでも遊びに来てね、天国で他の鳥たちに いじめられるんじゃないよ!大きいんだから! そしてこれからはピコたんが我が家の鳥たちをずっと見守っていてね!!
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